保険を検討中の皆様へ

consideration

保険とは?

「1人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度」(福沢諭吉)
「万人は1人のために、1人は万人のために」(マーマス)

保険は、多くの人達が少しずつお金を出し合うことで、その中の誰かが事故や災害によって損害を被ったときに、その出し合ったお金で補償する「相互扶助」の精神から生まれた制度です。
損害保険としては、くるまの保険、すまいの保険、からだの保険、しごとの保険などが挙げられます。
損害保険基礎用語
クーリング・オフ制度
保険契約の取り消し請求権のことです。損害保険の場合には、保険期間が1年を超える長期契約について、契約の申込日からその日を含め8日以内であれば契約の取り消しができます。ただし、保険契約の申込み方法によっては、クーリング・オフの対象外となっているものもあります。
通知義務
保険契約後に契約内容に変更が生じた場合に、保険契約者または被保険者が保険会社に速やかに連絡しなければならない義務のことです。例えば、火災保険では住居を店舗に改造したり、契約した建物を他人に売却した場合、自動車保険では契約した車を買い換えた場合などに通知義務が発生します。
保険金額
保険契約において設定する契約金額のことをいいます。保険事故が発生した場合に、保険会社が支払う保険金の限度額となります。その金額は、保険契約者と保険会社との契約によって定められます。
保険約款(やっかん)
保険契約の内容を定めたもので、保険契約者の保険料支払や告知・通知の義務、また保険会社が保険金を支払う場合の条件や支払額などについて記載されています。保険約款には、同一種類の保険契約のすべてに共通な契約内容を定めた普通保険約款と、普通保険約款の規定内容を補充・変更・限定する特別約款(特約条項)とがあります。
契約者貸付
積立保険(貯蓄型保険)を契約している期間中、急な出費により一時的に資金が必要になった場合、保険契約を解約することなく解約返戻金の一定範囲内で資金の融資が受けられる制度です。
被保険者
保険の補償を受ける人、または保険の対象になる人をいいます。保険契約者と同一の人であることもあり、別人であることもあります。
保険契約者
保険会社に保険契約の申込みをする人をいいます。契約が成立すれば、保険料の支払義務を負うことになります。
保険料
保険契約者が保険契約に基づいて保険会社に支払う金銭のことです。保険契約の申込みをしても、保険料の支払いがなければ、補償されません。
契約者配当金
積立保険(貯蓄型保険)で積立保険料部分の運用利回りが予定利率を超えたときに、満期返戻金とあわせて保険会社から保険契約者に支払われる配当金のことです。
被保険利益
ある物に偶然な事故が発生することにより、ある人が損害を被るおそれがある場合に、そのある人とある物との間にある利害関係を被保険利益といいます。損害保険契約は損害に対し保険金を支払うことを目的としますから、その契約が有効に成立するためには、被保険利益の存在が前提となります。
保険契約申込書
保険契約を申込みする際に保険契約者が記入・押印し、保険会社に提出する所定の書類のことです。
保険料率
保険料を算出する上で用いる割合で、単位保険金額あたりの金額で表されています。例えば、保険金額1,000円あたり1円の保険料であれば「1円」、または「1パーミル」と表現されることがあります。
告知義務
保険契約の申込みの際に、保険契約者が契約の条件を設定するための重要な事実を保険会社に申し出る義務をいいます。この重要な事項について事実と異なることを申し出た場合、保険契約が無効となったり、解除されることがあります。
保険価額
被保険利益を金銭に評価した額、つまり保険事故が発生した場合に被保険者が被る可能性のある損害の最高見積額です。
保険事故
保険契約において、保険会社がその事実の発生を条件として保険金の支払いを約束した偶然な事実をいいます。例えば、火災、交通事故、人の死傷などが該当します。
満期返戻(へんれい)金
積立保険(貯蓄型保険)または月掛けの保険で、契約が満期まで有効に存続し、保険料の全額払込みが完了している場合、満期時に保険会社から保険契約者に支払われる金銭のことをいいます。その金額は契約時に定められています。なお、保険の種類等により満期払戻(はらいもどし)金という場合があります。
再調達価額
保険契約の対象である物と同等の物を再取得するために必要な金額(火災保険でいうと、現在住んでいる建物、または所有の家財と同等の物を新たに建築、あるいは購入するのに必要な金額)のことです。
保険期間
保険会社が保険契約により補償の責任を負う期間のことです。ただし、保険期間中であっても保険料が支払われていないときには保険会社の責任は開始しないと定めていることが多いので、その場合は保険事故が発生しても保険金は支払われません。
保険証券
保険契約の申込み後、その保険契約内容を証明するため、保険会社が作成し保険契約者に交付する書面のことです。
免責
保険契約の申込みに際して、補償されない(保険金が支払われない)事項を定める場合がありますが、これを免責または免責事項といいます。保険事故が発生しても、免責事項に該当する場合には補償されないので、注意が必要です。
時価
火災保険では、上記再調達価額から、使用による消耗分を差し引いた金額をいいます。自動車保険の車両保険では、保険契約申込み時点における市場販売価格相当額を指します。
保険金
保険契約により補償される事故によって損害が生じた場合に、保険会社が被保険者に支払う金銭のことです。
保険の目的
保険をつける対象のこと。火災保険での建物・家財、自動車保険での自動車、船舶保険での船体、貨物保険での貨物などがこれにあたります。
免責金額
自己負担額のことです。一定金額以下の小さな損害について、契約者または被保険者が自己負担するものとして設定する金額をいいます。免責金額を超える損害については、保険金から免責金額を控除した金額を支払う方式と損害額の全額を支払う方式とがあります。
安心な代理店の選び方
何を基準に損害保険代理店を選んでいますか?
保険料が安価なだけの商品を提供してくれることでしょうか?
長きに渡って安心を共に考え、適切な保険商品と、リスク軽減へのヒントを提供してくれることでしょうか?

最近では保険の種類が増えるとともに、保険会社によっても補償内容がさまざまで複雑になっているため、保険の選び方にも悩む時代です。
どのような損害や被害にあうかは、個人のライフスタイルにより異なります。
損害保険選びに困った時は、ぜひ福島代協加入の保険代理店にご相談ください。
福島代協代協の損害保険代理業協会(以下「代協」という)の加盟代理店は、代理店同士の交流や各種研修等を通じ保険に関する幅広い知識を持っています。

損害保険代理店の選定ポイント
「保険を選ぶ前に代理店を選ぶ、という考え方。」
代協が目指す代理店像として、『損害保険大学課程』に学び、豊富な経験と高度な知識・スキルを習得した『損害保険トータルプランナー』(損保協会認定)の所属する代理店があります。

日本損害保険協会サイトで有資格者がいる代理店の検索を行うことが出来ます。


損害保険契約者保護機構
概要
損害保険契約者保護機構は、保険業法に基づき主務大臣の認可を受けて設立された法人であり、経営破綻した損害保険会社の保険契約者等を保護し、もって保険事業に対する信頼を維持することを目的としております。

保険業界におきましては、1996年より「保険契約者保護基金」制度が導入されておりましたが、この制度については破綻保険会社の移転等を受け入れる救済保険会社が現れないと機能しないという問題点が指摘されておりました。そこで、救済保険会社が現れない場合でも対応できる制度として、1998年6月の改正保険業法により「保険契約者保護機構」が導入されることとなったのを受け、1998年12月に損害保険業を営む会社全社(再保険専門会社等、保険業法により加入義務のない一部の会社を除く)が参加して「損害保険契約者保護機構」を設立いたしました。

1.会員数
41社(2021年7月1日現在)

2.所在地
  • 事務局 東京都千代田区神田淡路町2丁目9番地(損保会館10階)
  • 管理本部 豊島区池袋2丁目40番13号(池袋デュープレックスビズ13階)

3.機構の業務内容
  • 破綻保険会社の保険契約の移転等を受け入れる救済保険会社に対して資金援助を行うほか、次の場合に資金援助を行います。
  • 救済保険会社が現れる見込みがないときは、機構自身が保険契約の引受けを行うほか、機構が子会社として承継保険会社を設立することにより、保険契約の継続を図ります。
  • 会員が一時的な資金事情により保険金等の支払いを停止するおそれがあるときは、当該会員に対し、資金の貸付けを行うことができます。
  • 会員が業務停止命令等により保険金等の支払を停止したときは、一定の保険契約者等に対して補償対象となる保険金等の範囲内で資金の貸付を行うことができます。
  • その他次の業務を行います。
    • 補償対象保険金の支払に係る資金援助
    • 補償対象契約に係る保険金請求権等の買取り
    • 保険管理人又は保険管理人代理の業務
    • 更生特例法の規定に基づく保険契約者表の作成等の業務
    • 清算保険会社の資産の買取り

「承継保険会社」とは
保護機構の出資により設立された子会社(保険契約の承継を行うことを主な目的とする保険会社)のことです。

「保険契約の承継」とは
承継保険会社が契約移転等により破綻保険会社の保険契約を引き継ぎ、かつ、引き継いだ契約の管理及び処分を行うことです。


損害保険契約者保護機構 会員一覧
(2021年7月1日現在)
  • あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
  • アイペット損害保険株式会社
  • アクサ損害保険株式会社
  • アトラディウス・クレディト・イ・カウシヨン・エセ・アー・デ・セグロス・イ・レアセグロス
  • アニコム損害保険株式会社
  • アメリカンホーム医療・損害保険株式会社
  • アリアンツ火災海上保険株式会社
  • イーデザイン損害保険株式会社
  • AIG損害保険株式会社
  • エイチ・エス損害保険株式会社
  • エイチディーアイ・グローバル・エスイー
  • SBI損害保険株式会社
  • au損害保険株式会社
  • カーディフ損害保険株式会社
  • キャピタル損害保険株式会社
  • 共栄火災海上保険株式会社
  • 現代海上火災保険株式会社
  • コンパニー・フランセーズ・ダシュランス・プール・ル・コメルス・エクステリュール
  • さくら損害保険株式会社
  • ザ・ソサイエティー・オブ・ロイズ
  • ザ・ニュー・インディア・アシュアランス・カンパニー・リミテッド
  • ジェイアイ傷害火災保険株式会社
  • スイス・リー・インターナショナル・エスイー
  • スター・インデムニティ・アンド・ライアビリティ・カンパニー
  • セコム損害保険株式会社
  • セゾン自動車火災保険株式会社
  • 全管協れいわ損害保険株式会社
  • ソニー損害保険株式会社
  • 損害保険ジャパン株式会社
  • 大同火災海上保険株式会社
  • Chubb損害保険株会社
  • チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
  • 東京海上日動火災保険株式会社
  • 日新火災海上保険株式会社
  • ペット&ファミリー損害保険株式会社
  • 三井住友海上火災保険株式会社
  • 三井ダイレクト損害保険株式会社
  • 明治安田損害保険株式会社
  • ユーラーヘルメス・エスエー
  • 楽天損害保険株式会社
  • レスキュー損害保険株式会社